2025年08月01日
東京にあるK.インターナショナルスクール東京(KIST)が、2025年5月に実施された国際バカロレア DPにおいて、驚異的な成果を収めました。同校によると、今年度のDP試験では7名の生徒が満点である45点を獲得。さらに、受験生の平均点は42.0点という、世界平均を大きく上回る優れた成績を記録しました。
インターナショナルスクールタイムズ編集部の独自調査によるとK.インターナショナルスクール東京の2025年の国際バカロレアDPの結果は、受験者数28名で平均点 42.0点を取得しました。
国際バカロレア機構が公表した2025年5月セッションのDPの世界平均点は、30.58点(45点満点)。
153カ国、3,242校の128,401人が受験しました。
合格率は、81.3%で101,510人がDPを取得しました。
特筆すべきは、同校のDP受験生の25%(7名)が満点の45点を獲得。
満点の45点は、世界でも毎年およそ200名しか到達しません。
同校が7名の満点を輩出したことは、世界トップIB校であることを証明しています。
国際バカロレアの認定校が増える中で、一番重要な点は、生徒が国際バカロレアDPのスキルをどれほど身につけたのか、です。
DPのスコアは、思考、スキルとしてどれほど身につけたのかを測定しています。
国際バカロレア認定校が増える中で、中身について議論が必要です。
全人教育たる国際バカロレアだからこそ、すなわち、DPのスコアを重視する必要があります。
編集部は、K.インターナショナルスクール東京が国際バカロレアのDPで成績を伸ばしてきた2017年から分析をしています。
▽ 2017年には平均点が38点を越え、満点も出ました。
【IBでK点超え?】IBの平均点が38点超え!K.インターナショナルスクール東京のスゴサとは? | By インターナショナルスクールタイムズ
https://istimes.net/articles/1050東京都江東区にあるK.インターナショナルスクールは、幼稚部から高等部までの男女共学校のインターナショナルスクールです。国際バカロレアのDP試験で高い成績が有名です。2017年度の国際バカロレアの成績において、同校の平均点が38点を超えたことを公表しています。3年連続で平均点が35点を超えた同校について調べました。
その後、K.インターナショナルスクール東京は、2019年に世界の国際バカロレアDPにおいて、世界12位にランクインしています。
この時の平均点は、39.2点。45点満点のDP試験において着実に底上げをし、1点ずつ積み上げています。
▽ 2019年の記事がこちら。この10年で一気にランキングを上げています。
【国際バカロレア】世界ランキング12位!K.インターナショナルスクールついに平均点で世界ランク20入り | By インターナショナルスクールタイムズ
https://istimes.net/articles/1237【国際バカロレア】世界ランキング12位!IB-Schools.comは、ランキングを各校の公式発表など公表データからランキングを公表した。日本から50校の中にK.インターナショナルスクール東京が世界12位に唯一ランクイン。ちなみに45点満点のDP試験で、38点は、世界の一流大学に志願していく点数だ。ハーバード大学など世界最難関の大学は、DPの点数では、40点前後から志願していく。Kインターナショナルスクール東京の躍進についてまとめてみた。
国際バカロレアのDPの平均点が42.0点は、世界でもトップグループの平均点です。
受験生28名、満点7名、平均は42.5点というスコアは、日本トップであり、同時に世界トップグループです。
▽ 同校のスコアは、偶然ではなく、同校が常にDPに向けて努力をし、カリキュラムを改革してきた証です。
K.インターナショナルスクール東京の公式ホームページより引用。
国際バカロレアのMYPを導入していたところ、9年生から10年生までをPearson Edexcel機関のInternational GCSEと、6年生から8年生までを学校独自で作り上げたLower Secondary Programme(LSP)に変更しました。
知識の定着率を科目毎に把握でき、PYPで育ってきた生徒は、IBのフレームワークとLSPとIGCSEの科目型で横断的な思考が身についていきます。
そして、DPに向かいいます。
同校は、IGCSEの成績も公表しています。
IGCSE試験は、1から9までのスケールで採点され、9が最高評価ですが、この時点で7点〜9点が中心となっており、DPに向かう準備ができています。
世界トップIB校のK.インターナショナルスクール東京が日本のIB校として群を抜いています。
日本の国際バカロレア認定校は、増加してきましたが、今後、内容面においてIBの理念を身につけたか、を計測するスコアに注目が集まるタイミングが来たといえます。
国際バカロレア200校計画から、質の高い200校へ時代は差し掛かっています。
その点で、K.インターナショナルスクール東京が世界トップのDPの結果を残していることは大きな意味があります。
日本は、国際教育においてトップ集団に食い込める可能性がある、とK.インターナショナルスクール東京は示しています。
K.インターナショナルスクール東京
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この記事の記者
インターナショナルスクールタイムズの編集長として、執筆しながら国際教育評論家として、NHK、日本経済新聞やフジテレビ ホンマでっかTV、東洋経済、プレジデント、日本テレビ、TOKYO FMなど各メディアにコメント及びインタビューが掲載されています。
プリスクールの元経営者であり、都内の幼小中の教育課程のあるインターナショナルスクールの共同オーナーの一人です。
国際バカロレア候補校のインターナショナルスクールの共同オーナーのため国際バカロレアの教員向けPYPの研修を修了しています。
コロナ禍でDP試験は、変更があったため、2021年、2022年と合格率が高くなっているが、2023年以降は、コロナ禍前と同じ約80%で推移している。